子どもの権利条約推進委員会

2022

子どもの権利条約推進委員会(研究期間2021~2022年度)

子どもの権利条約が根付いた学校づくりに向け、学級経営や授業だけでなく、特別支援教育、特別活動など、様々な場面において研究をすすめます。実践では、子ども主体の活動をより意識していきます。

第4回 子どもの権利条約推進委員会

日時・場所 12/6(火)13:30~16:30(Web会議)
参加者 静岡大学 畠垣智恵教授、松尾由希子准教授、金子泰之講師
所員14人中13人出席(出席率92.9%)
活動内容
  • 3グループに分かれて所報原稿をもとに協議
  • 2年間のふり返り
  • 多くの先生方の実践を伺うことができたこと、自分の実践についてふり返ることができたことがとてもありがたかったです。また、今までよく知らなかった「子どもの権利条約」について知ることができ、新たな視点をもって研究できました。
    他地区や中学校の先生方と話をすることでたくさんの刺激をもらい、毎回終わった後は「こんな実践をしてみたい!」とわくわくした気もちで帰ることができました。これからも子ども一人一人を大切にした実践をしていきたいです。
  • この会を通してたくさんのとりくんでみたい素敵な実践と出会うことができました。また、自分の実践を試行錯誤することで自分のやりたいことが明確になり学級づくりをおもしろいなと感じられました。たくさんの話合いのためのご準備ありがとうございました。今後ここでのことを自分の実践に活かすだけでなく職場の先生方にも広めていきたいと思います。子どもの権利条約を知ったうえで教育活動を行うことの大切さを実感した2年間でした。
  • 子どもの権利条約という1つのテーマで2年間、共同研究者の先生方や所員の方々と交流をして、毎回中身の濃い意見を伺えました。自分ではわかっているつもりだったことも、今回の委員会で日々の教育活動と多くのつながりがあり、自分の実践を見直したり、ふり返ったりできました。先生方の実践を聞く中で本当に興味深いお話ばかりで、学ばせていただくことが多かったです。教育というのは「子ども」が第一にあり、子ども一人一人の思いを尊重し、子どもの立場になって考えることの大切さ、そして教員はこれからの社会を生きていく子どもたちの生きる力を育てていく大きな役割を担っているんだと改めて感じました。所員としてみなさんとかかわらせていただき、様々な視点からご意見、ご指導をいただけたことが本当にありがたかったです。2年間ありがとうございました。
写真写真

第3回 子どもの権利条約推進委員会

日時・場所 10/18(火)、11/1(火)13:30~16:30
(静岡県教育会館地下C会議室他)
参加者 静岡大学 畠垣智恵教授、松尾由希子准教授、金子泰之講師
所員14人中11人出席(出席率78.6%)
活動内容
  • 3グループに分かれて実践報告をもとに協議
    10/18 A,Bグループ  11/1 Cグループ
  • 今回、所員の方や共同研究者の先生から助言をいただく中で、自分の実践は様々な条約にかかわっていると気づくことができました。みなさんの実践を聞かせていただく中で「様々なツールがあり、それを準備するのが教員の役割であり、子どもの意思で選択をしていく」ことの重要性を感じました。
  • まとめに向けて、金子先生から具体的なアドバイスをいただけたので、残り数カ月、記載の仕方を改善しながらできる実践を行っていきたいです。before/afterやねらいがはっきり伝わるよう心がけたいです。
  • 所報をまとめるためのイメージがわいてきたのでよかったです。表記の仕方が普段と違うので気をつけたいです。所報をまとめるときに実践した内容をメインに書いていましたが発達段階を含めた意図やつまずき等も残すことで自分のためになるなと思いました。
  • 先生方の実践がどんどん積み重ねられていることがよくわかりました。子どもたちが自分らしく表現できるために様々なツールを用意し選択できるようにしている方が多く、私も実践していきたいと思いました。この子どもの権利条約推進委員会も残りわずかとなりましたが来年度からも子どもの思いに寄り添い続けていきたいです。
  • 所報をまとめる上で悩んでいたところを今回すっきりさせていただけてよかったです。自分が今までやってきたことをまとめる上で筋を通してまとめていきたいと思いました。また、他校・他地区の様子や社会情勢について毎回知ることができとても勉強になります。

第2回 子どもの権利条約推進委員会

日時・場所 7/26(火)13:30~16:30(Web会議)
参加者 静岡大学 畠垣智恵教授、松尾由希子准教授、金子泰之講師
所員14人中12人出席(出席率85.7%)
活動内容
  • 3グループに分かれて実践報告をもとに協議
  • 実践をふり返ってみて、子どもたちに勇気づけする方法が固定化されていないかもう一度考えてみたいと思いました。
    リーダーを立て、諸問題を解決するという流れができてきた一方で「リーダー」とは何か、「フォロワー」とは何かということをおろそかにしたまますすめてしまったように思います。今回発表した実践以外にも勇気づけする方法や自分の意見を表明する方法に、ぜひ挑戦してやってみたいと思いました。あと半年の実践の中で、どんな子どもたちにしたいのかという思いはぶれずにとりくんでいきたいと感じました。
  • 同じグループの先生方の「子ども一人一人を大切にした実践」をお聞きし、私もやってみたいと思うものがたくさんありました。Cグループは、特別支援学級・小学校低学年を担任している先生が多かったので、支援学級と交流学級が連携するよさを改めて考え、そのよさを実感することができました。私のクラスにも交流で来ている子がいますが、体育や音楽などの教科の学習だけでなくクラス遊びや給食など共に学べる関われる場をつくり、子どもたちのつながりをどんどん広げていきたいと思いました。今回のみなさんの実践やいただいたアドバイスをもとに自分の実践をすすめていきます。
  • 今回は、6年生の担任をしている方でグループをつくっていただいたので、参考になることが多く、よかったです。私はICTに関する実践を行っていますが、似たような実践はもちろん、そうでない実践の中にも、自分の実践を見直すきっかけがありました。また、権利条約を改めて読み直すことで、実践との間にぶれが生じないようにする必要があると感じました。期限がせまってきていますが、自分と他者の権利を守りながら子どもたちが成長していけるように、もう少し実践を積み重ねたいと思います。

第1回 子どもの権利条約推進委員会

日時・場所 6/14(火)13:30~17:00(地下中会議室他)
参加者 静岡大学 畠垣智恵教授、松尾由希子准教授、金子泰之講師
所員14人中13人出席(出席率92.9%)
活動内容
  • 2021年度の研究内容報告
  • 2022年度の研究所の基本方針および重点について確認
  • グループ協議、2022年度の実践計画の検討
  • 自分の考え、悩んでいることが話しているうちに明確になりよかったです。悩みを共有させていただくことで今後の見通しや改めて子どもの見方を考えていく必要性(背景)などを学ぶことができました。子どもの権利という視点でヤングケアラーや不登校などの問題に対しても考えていくと本当に子どもの目線で見ているのかと教員としての課題も見つかりました。毎回この場に来させていただくと自分の考えが偏ってしまっていないかバランスを整える時間になっています。様々な視点で物事を見て、多様な価値観を認められる大人でありたいと思いました。
  • 昨年度の実践を踏まえ本年度も「表現」を重視したとりくみをしていきたいと思います。松尾先生から助言いただいたことを生かしながら計画を立て、実践につなげていきたいです。指導の幅が広がりました。「ICTの活用」「表現」という似たテーマを設定している他の先生方とも交流したいと思いました。実践の中で課題が見えてくると思うので次につなげられるように記録を残していきたいです。子どもの成果物やふり返りなどの中から成果や課題を見出していきたいです。
  • 自己肯定感を高めたいという実践をしてきましたが、やはり見えるものでなく本人の心の中のものなので成果が見えにくいと感じました。「肯定感が高まる」よりも「自信がもてる」そんな自分が見える機会を増やしていき、「安心して自己表現ができる」が良いのかなと感じました。また、「上手にできた」「自信ある自分」だけでなく、「うまくできない自分」とも向き合う大切さを子どもたちと考えていきたいです。そのためにふり返りを大切にしていきたいです。
<所員>

菊地 遼一 袴田 和広 小澤 雅子 半澤 友代 掬川 ふみ代 中野 奈央子 山口 秋沙
森山 碧 鈴木 彩夏 寺島 直子 中田 遥菜 中嶋 映理子 山下 元子 佐藤 萌